ブライボスの眼ヂカラ

karasawa.gif

先日「キャシャーン」、観て来ました。

感想は正直観てて疲れた。
映像美はすごいんですけど、もう途中でご馳走様状態。
実は僕、ヒッキーの「traveling」DVD買ったほど好きなんですよ。
だからやられそうな雰囲気は感じつつも期待してたんですよね。

でも短いですが戦闘シーンは良かったです。
それから唐沢さんの眼力は凄かった!
眼で語るね!

でも一言いわせてくらさい。
ここからは少しネタばれになるので、
観てない人は読み飛ばしてください。

この映画メッセージ性が強いんです。
まぁ簡単に言い過ぎると戦争反対ってことになるんだと思います。
そういうメッセージを、擬似世界を使って、
現実世界を比喩することで伝えようというのはいいと思います。

でも紀里谷監督は映画の中の世界に2箇所だけ
現実世界を持ち込んでるんです。

僕はそこが気持ち悪かった。
それさえなければまだ良かった。

ひとつは実際の戦争の写真を途中で挿入しているところと、
もうひとつは最後の方で鉄也とブライが会話するシーンで、
ブライの口から「宗教」って言葉が出たところです。

劇中ではそれまで宗教に関するようなくだりは一切無かった。
まぁ第7管区におけるキャシャーン信仰も、
宗教と言えなくも無いけどさぁ。

擬似世界の中ではあくまで擬似世界内のこととして
まとめて欲しかったです。

そうしないと逆に説得力がなくなるんじゃないかなぁ。

だって結局鉄也がいかに戦争体験を劇中でしようが、
実際本当の戦争を経験した人には敵わないでしょ。

まぁいろいろ書いてきましたが、観る前にミスチル
新盤よく聞いてたから、そう思ったのかも。
桜井さんの詞のほうがよっぽど心打つけどなぁ。